8月 06 2010

U-15 木更津遠征結果

Published by at 20:50 under U-15 Jrユース,試合結果

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8月4日(水)〜8月6日(金) 暁星国際学園チャレンジ2010 in Summer

場所:暁星国際学園G

【8月4日(水)】
S.C.相模原U-15 (2-4) 八ヶ岳グランデ
得点者:長橋、岩本

S.C.相模原U-15 (1-6) SCH
得点者:野地

【8月5日(木)】
S.C.相模原U-15 (5-0) ジョカーレFC
得点者:長橋、松本、菅原、岩本、菅原

S.C.相模原U-15 (4-1) FELICE
得点者:松本、渡辺、松本、岩本

S.C.相模原U-15 (5-5) 八ヶ岳グランデ
得点者:長橋、長橋、今井、野地、長橋

【8月6日(金)】
S.C.相模原U-15 (4-1) FELICE
得点者:松本、加藤、長橋、岩本

S.C.相模原U-15 (3-1) 八ヶ岳グランデ
得点者:菅原、野地、松本

S.C.相模原U-15 (1-0) FELICE
得点者:吉野

【総評】
昨年の夏に初めて暁星国際学園高校G(人工芝)にU-14(現U-15)を連れて遠征に来て、2回目の同所遠征となった。学校の中に寮がありグラウンドがあり、食堂もある。いわばサッカーや勉強に専念できる最高の環境と言ってよい。

今年の遠征は、U-15として8月21日から開幕する『高円宮杯 第22回全日本ユース(U-15)選手権大会 神奈川県大会(神奈川県サッカー協会3種大会部会HP参照)』へ向けた強化試合の意味あいが強く、チームとしての最後の、てこ入れをする遠征でもあった。寝食を共にすることで、普段グラウンド上だけで話せないこともオフザピッチで話せるいい機会と思っていた。3年生を中心とした強豪チームの中で、いかに戦えるか、チームとしての戦い方をどのくらい確立できるかという狙いを持ってこの遠征に臨んだ。

初日の2試合は今までのU-15の戦いがそのまま出た形となった。苦しい状況でコーチングができなかったり、うまくいかなくなるとお互いに文句が出始めた。その夜、選手達だけでのミーティングが行われたようだったがあまり干渉はしなかった。監督やコーチがいくら言っても最終的にピッチで戦うのは選手達であり、試合の中で状況を分析し、判断するのも彼らである。

2日目、2勝1分と負けはしなかったものの、八ヶ岳グランデとの試合は激闘だった。1-3にされた後半、一気に4点を叩き込み5-3に試合をひっくり返したが、後半残り15分体力の消耗と共に1人1人がほんの少しずつサボり始めた。もちろんサボろうと思って動いていないのではなく、動けないという状態だった。必要な声、動き、判断が鈍(にぶ)りプレーが散漫になっていた。結局5-5の同点にされて試合が終わった。
その日の夜もチームミーティングが行われた。自分達の問題点や課題を共有し、チームとして機能させるためには全員が同じイメージで試合を行うことがとても大切なことだ。それぞれの意見が出て、それをポジションごとに集約していった。そして明日以降の課題としてチームの意思統一がなされた。

3日目。ミーティングをしたり、サッカーノートに書くだけなら誰でもできる。しかし、それをピッチの中、試合の中でトライし改善することができるのが本当に強い選手、強いチームである。この日、今遠征で3度目の対戦となる八ヶ岳グランデ。選手達もこの一戦にすべてをかけていた。試合開始早々から全員が声を出し、チームとしてのやるべきこと、1人1人のプレーヤーがやるべきことをやっていた。先制点を奪い、追加点を決め2-0で前半を折り返した。連日30度を超す猛暑の中、70分ゲームを戦う体は限界に近かったと誰もが想像できる。しかし、それは相手も同じ。自分達だけが苦しいのではない、相手も同じ条件なのである。だからこそ、ここからどちらがその限界を突破して勝ちきるか。本当に気持ちが強い方に勝利の女神が微笑むものである。
後半立ち上がりから当然相手は、点を取りに来た。押し込まれ、何度もピンチを凌いでいたがとうとう失点をしてしまう。このまま同点にされ逆転されるか、3点目を決め突き放すか、次の1点をどちらが取るかでこの試合の勝敗が分かれると察した。
後半残り5分、彼らは攻め続けていた。攻撃をすることで相手陣内でボールを試合するためボールを失ってもすぐに失点する場面が避けられることも、攻撃とは最大の防御と言われるゆえんである。そして後半終了間際、試合を決める3点目が入り3-1で勝ちきることができた。

言うまでも無く、選手達は今までにないくらいチームで喜びを分かち合った。そして何よりも自信を感じ取っていた。3日間の締めくくりをこのような勝利で終えることは非常に意味のあることではあるが、これに甘んじず常に向上心を持って取り組むよう気持ちを引き締めた。

今遠征に参加させて下さった保護者の皆さん、今フェスティバルの企画、運営をして下さったFELICE SCのスタッフの皆さん、そして素晴らしい環境をご提供いただいた暁星国際学園高校の皆さん、3日間中学生の戦いぶりを真剣な眼差しで見ていただいた元ジュビロ磐田監督の内山さん、その他多くの関係者の皆さんにこの場をお借りして感謝申し上げます。ありがとうございました。

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