SC相模原 アカデミーブログ

3月29日（月）～4月1日（木）まで3泊4日で、ジュニアユースとして第1回目となる海外遠征で韓国まで行って同年代の選手達と国際試合をしてきました。
選手の中には、初めて飛行機に乗る選手や初めて海外に行く選手達が多くいる中で、この年代での国際経験は何事にも代え難いという望月代表の強い意向もあり、今遠征を計画、実行しました。この遠征での大きな目的は二つ。まず一つは戦うメンタリティーを養うこと。なかなか日本人同士の試合では得ることのできない、当たりの強さや試合に対する気持ちなど、同年代の相手選手に絶対負けないという強い気持ちを身につけること。二つめは、日本という国を出て海外の生活や文化に触れ、また現地の人たちと交流することで国際的な視野を持ち、国際経験を積むという目的がありました。

【3月29日】

日本から約2時間で韓国の金浦（キンポ）空港に到着し、バスでこの日のトレーニング場の議政府（ウィジョンブ）総合グラウンド（人工芝G）に移動し、軽く汗を流しました。
夜は韓国料理のプルコギを食べ、選手達も初めて食べる韓国料理を堪能していました。

【3月30日】

朝は6時30分にホテル前の公園に集合し、軽く体操して体を動かしてから朝食を食べに近くのレストランに行きました。朝からキムチや韓国のりも出て、白米も日本と変わらず美味しくいただきました。
昨日トレーニングした議政府総合グラウンドで、この日は試合を行いました。結果は以下の通り。

S.C.相模原U-15選抜A　（2-5）　針谷（バルコク）中学校A
得点者：金澤、田中

S.C.相模原U-15選抜B　（1-3）　針谷（バルコク）中学校B
得点者：谷村

S.C.相模原U-15選抜B　（0-3）　針谷（バルコク）中学校B

S.C.相模原U-15選抜A　（0-3）　議政府高校U-16

【3月31日】

昨日の試合について昨夜のミーティングで今日の課題を個人として、チームとして出したのでそれをどれくらい試合の中で修正してトライできるかということにフォーカスしました。結果は以下の通り。

S.C.相模原U-15選抜A　（0-7）　針谷（バルコク）中学校A

S.C.相模原U-15選抜A　（0-7）　徳渓（トッケイ）中学校A

S.C.相模原U-15選抜B　（1-4）　徳渓（トッケイ）中学校B
得点者：佐藤大鷹

【評価】
1試合目の前半は、セットプレーのマークのずれやDFライン裏へのボールの処理が悪く立て続けに失点をしてしまい、自分達で悪いリズムを作ってしまいそれを変えることができなかった。しかし、後半に入ると前半の修正を各選手が意識し、相手としっかりとぶつかってコンタクトプレーも逃げずに出来ていました。

2試合目の徳渓中学校との試合では、やはり縦にどんどん仕掛けて来て、DF裏のスペースをうまく使われてしまいました。DFには相手のボールホルダー（ボール保持者）がキックモーションに入る時にロングボールを蹴りそうだなと予測したら、蹴られる前に下がろう、と声をかけ後半にトライさせた。中盤も簡単に縦にドリブルさせず、まず相手の縦を切りスピードを止めようと意識を持たせた。しかし、後半終了間際になると明らかに運動量が落ち、イージーなパスミスや判断ミスをおかしてしまう場面が多々あった。

3試合目のBの試合は、昨日の反省点を試合の中でよくトライしていたと思う。相手ボールを奪うとわまりの選手が素早く動き出し、ゴールを目指していたと思う。まだまだフィジカル的には弱い部分はあったが、恐れずボールや人にチャレンジしてしたのは評価できる点だと思う。

【4月1日】

最終日は、ソウル市内の景福宮や国立民族博物館、南大門通りなどを観光し、土産品を各自買い歩いた。自由行動では、自分で値段を聞いたり、値切ったり？とそれぞれが自由行動を楽しんでいた。

今回の韓国遠征では、同年代の相手と対戦できてあらためてフィジカルの強さや縦へのスピードが速いことを実感した。また試合に対する気持ちもやはり、絶対に負けないという強い気持ちが韓国の選手には感じられた。S.C.相模原の選手もそれに負けじと、トライする選手達が多くいたので、収穫のあった遠征だったと思う。
この遠征では、日程の調整やマッチメイク、現地のコーディネートをして下さった望月代表のお兄さんで、アシストツアーの望月さん、そしてガイドを担当して下さった車（チャ）ヌナさんやバスの送迎をして下さった運転手さん、そしてウィドンハンをはじめ議政府サッカー協会、京畿道サッカー協会、韓国サッカー協会のスタッフの皆さん、そして何よりもこの貴重な経験を選手にさせて下さった保護者、家族の皆さんに御礼申し上げ、ご報告とさせていただきます。